症例の紹介

ゴキゴキ、ポキポキと顎から音がするのを治したい。 24歳 女性 学生

【来院時症状】
高校生の終わり頃から、口を広げると顎の関節からポキポキと音がするようになった。
その後、大学生になってから顎の音が大きくなりポキポキ、ゴキゴキと音の種類が増え、
歯医者で診察を受けたが、歯並びの悪さを指摘され治療を始める。しかし、歯茎や顎が痛くなり、途中で中断する事になった。今では、軽く口を開けてもコキコキと音がする感じがあり不快に感じる。

【治療開始】
顎の音を確認すると、右側の顎が最初に音がなり、口を大きく開けると左側に音が鳴る2段階で音がするようになっていた。食べ物を噛むたびに音がするし、あくびでも顎が外れそうな感覚に鳴る。

イネイト検査を行う。
・右側頭骨の微細骨折
・右肺の萎縮
・顎関節の細菌感染

治療後、右側頭骨の微細骨折が消失し、顎関節の細菌が80%除去される。口が広げやすくなり軽く口を広げても音がしなくなったのを実感する。

【2回目治療開始】
今は、口が開けやすくなりあくびをしても顎が外れるような感じが完全に消失。
イネイト検査を行うと、顎の細菌感染は完全に除去されている。顎の微細骨折も再発はしていなかった。検査では、右肺に萎縮反応があり血中酸素濃度が低下していた。

治療後、右肺の萎縮反応が90%回復し、血中酸素濃度が正常にまで回復する。
その後、顎を大きく開けても音が出る事がなかった。

【3回目治療開始】
前回の治療後からは、食べ物を食べても音がまったく出なくなった。また、あくびをしても違和感や外れるような感覚は出なくなって状態を維持している。
イネイト検査を行うと、右肺の萎縮が無くなり、100%完全に回復している。治療後は、顎まわりがスッキリした感じがあり、家族や友達にも顔つきが良くなったと言われるようになった。

 

【治療後考察】
今回の顎関節症は、顎の関節が緩みそこから頭の側頭骨に負担がかかり微細な傷となっていた可能性が高い。それが悪化したため、微細な骨折になり、顎から音が出るようにっていたと考えられる。そこから、肺に酸素が入りにくくなって、顎関節に細菌が増え炎症が発生、歯並びなども同時に悪くなっていったために、歯の矯正をすると、歯茎が痛くなったりしたと考えられる。