症例の紹介

脳梗塞の後遺症で、左腕の拘縮を改善させたい。 75歳 男性

(来院時症状)
5年前に、脳梗塞を発症。その後、左側に麻痺と拘縮が後遺症として残る。
リハビリを続け流が、左腕の麻痺感と拘縮の改善は少なかった。現在は、歩行はなんとかできるようになるが、腕が思った以上に動き褪せないのが辛く来院する。

(治療開始)
左肘の関節はガチガチに固まっていて動かしにくさが強い。90度以上は伸ばすと痛みを感じる。
イネイト検査を行う。
・頸髄4番の炎症反応
・左肘の循環障害
・右脳の細菌感染

治療後、頸髄4番の炎症反応が消失し、肘の循環障害は85%まで改善する。
肘を動かすと、90度以上伸ばすことができ、痛みも少なくなったのを実感する。

(2回目治療開始)
前回の治療後から、肘の動きが改善された状態を維持している。麻痺感も少なくなった感覚もある。治療後、右脳の細菌感染が消失し、肘の循環障害も100%正常に治る。
肘の拘縮がかなり少なくなり、曲げ伸ばしが行いやすくなるのを実感。また、手首や指も以前よりは動かしやすくなっている感じもしている。

継続的には治療は続けないといけないが、5年以上拘縮があっても改善することができた。今回は特に脳梗塞部分の細菌感染により、神経のつながりの再構築を邪魔されていたのと、肘関節自体の血流が悪すぎたのが、拘縮をさらに助長していたと考えられる。