症例の紹介

腰椎分離症で突然激痛に襲われる 61歳 男性 自営業

(来院時症状)
普通に歩いていても、突然腰に激痛が走り動けなくなる時がある。しばらくすると、歩けるようになる時もあるが、痛みが続く場合もある。腰を前後に動かしにくさと、右に体を捻ると不安感がある。

(施術開始)
腰は軽くお辞儀をした程度までは、痛みは無いが、それ以上は曲がらなかった。さらにお辞儀をした状態で体を捻ると痛みと、腰の不安感が増した事から、捻る際に腰の筋肉によって、腰椎(分離している部分)に引っ張る力が強く掛かっているのが分かった。検査では、腰椎4番、5番の異常反応と、肋骨から骨盤にかけての筋肉が固まっている(萎縮)の反応が見られた。施術後は、腰椎4番の異常反応が消失する。腰を動かした際の痛みが軽減したのを実感する。

(2回目)
前回の施術後から、腰が曲げやすくなっているのを維持している。しかし、腰を曲げた状態で捻ると不安感が現れる。検査をしてみると、肋骨から骨盤にかけての筋肉に萎縮の反応が現れている。筋肉自体の柔軟性が少ないのが分かる。施術後、萎縮の反応は残っているが、筋肉の柔軟性が回復した反応が現れた。腰を捻った時の角度が大きくなっているのを実感する。

(5回目)
初診から今まで、突然、腰が痛くなったりはしていない。
今回は、筋肉の萎縮をもっと改善させる為に、肋骨と骨盤の状態を調べてみると、第11肋骨と第12肋骨に微細なキズがあった。これが萎縮に繋がっていると考えられる。
施術後、第11肋骨のキズが消失。腰を曲げた際の痛みは、さらに改善された。捻った時の不安感は現段階では変わらなかったが、これは時間の経過と共に改善される。

(7回目)
施術後、第12肋骨のキズが回復し、筋肉の萎縮反応も少なくなった。腰を捻った時の不安感は消失したのを実感する。

(9回目)
施術後、腰椎5番の異常反応が正常に戻る。腰を曲げた時の角度が90度近くまで曲げれるようになる。腰を捻った時の不安感は現れていない状態を保てている。肋骨のキズは日常生活でも発生するので、定期的に再発しないかを診ながら施術を継続していく。