症例の紹介

ヘルニアの症状でしびれる指を治したい。 47歳 男性 会社員

【症状が現れた経緯】

10年前から、首こり、肩こりが強く出るようになり、5年前に頸部ヘルニアと診断される。しかし、その時は指にしびれは無く、ただ肩や首のこり感だけが強く感じるだけだった。しびれは、3ヶ月前からしびれが現れ、感覚が鈍くなっていることから来院する。

【施術開始】

痺れがあるのは、右の人差し指と中指にあり、動かすこともできるが、感覚が鈍い。
手の震えも少しあり、首を右に傾けると痺れが強くなる。

イネイト検査を行う。
・頚椎に微細な傷
・右頸動脈にウイルス感染

【治療後】

右頸動脈のウイルス感染が消失する。頚椎の微細骨折も70%回復する。
手のふるえが治り、指先の感覚がはっきりすたのを実感する。

【2回目施術開始】

前回の治療後からは、手のふるえは無くなっている。
再度検査を行う。
・胸椎1番に異常反応
・頚椎の微細な傷は75%まで回復

【2回目治療後】

頚椎の微細な傷が100%回復し、胸椎の異常反応が正常になる。
首を横に傾けても、痺れが強くなることが無くなり、痺れている感覚が、かなり減少したのを実感する。

【3回目施術開始】

痺れが完全に無くなり、感覚も正常になっている。
検査では、
・右肘関節の位置異常

【3回目治療後】

右肘の異常反応が正常になる。
全く痺れが無くなり、震えも出なくなっている。その後1週間以上経過しても症状は出ていないので、完治する。

【治療後考察】

今回のしびれは、ヘルニアの診断ではあったが、頚椎の間隔が狭くなっていることで、痺れが出現したと考えられる。その後、頸動脈にウイルス感染があり、周りの筋肉の力が低下して、骨自体に傷かできてしまい、神経に負担をかけてしまったと考えられた。

しびれは、神経の圧迫の影響もあるが、血液の循環や、血管自体の強度、骨の強度が低下するのも関係する。今回は、神経よりも骨や血管に問題があったパターンだった。