症例の紹介

疲労骨折をしてから、足首に痛みを感じる。 21歳 男性 アスリート

【症状が現れた経過】

マラソンの練習中に、左足の指を疲労骨折し、2ヶ月休養をする。それから、練習再開すると、疲労骨折をした側の足首に痛みを感じ、走ることができなくなってしまった。
最初は、筋力の低下、もしくは筋疲労と思って、練習を続けていたが、痛みが治る気配が無く来院する。病院では、疲労骨折は完全に回復していると診断されている。

【施術開始】

足首の骨には疲労骨折は無いが、筋力テストでは、力が入りにくい状態である。
走ると痛むが、歩く時は、痛みが無い。

イネイト検査を行う。
・胸椎8番の位置異常
・胃の異常反応
・左脛骨の弛緩

【治療後】

胸椎8番の位置異常が正常になり、左脛骨の弛緩が消失、回復する。

筋力テストで、足首に力が入るようになり、関節の動きも動かしやすくなったのを実感する。

【2回目施術開始】

前回の治療後、走ったところ、痛みはましになっているのを実感していた。
イネイト検査を行う。
・胃の異常反応
・右股関節の異常反応

【2回目治療後】

胃の異常反応が消失し、右股関節が正常に治る。
その後、軽くジョギングを行っても、足首に痛みを感じることは無くなった。

【治療後考察】

実際に、疲労骨折を起こした部分は痛みが無く、代わりに、足首が痛くなってしまう減少は、骨折で固定していた為に筋力が低下した影響だと考えられがちだが、今回の問題点は、固定した影響で、反対側の股関節に負担をかけすぎていた為に、足首が痛くなってしまったと考えられた。

さらに、姿勢も悪くなり、歩き方の変化で背骨にも負担をかけ、そこから出る神経の影響で、胃も悪くしてしまった状態であった。その原因がわかり、除去すると痛みがたちまちに無くなったのが理由である。