症例の紹介

薬指と小指のしびれ 女性 33歳 歯科衛生士

(来院時症状)
3ヶ月前から、指のしびれが現れる。整形外科で斜角筋症候群と言われ、首の牽引をしていたが改善せず。カイロプラクティックで首の矯正を受けたが、施術に恐怖心を覚え、途中で矯正を断念。仕事で器具を使う際、指の感覚に不安があり来院する。

(施術開始)
検査では、前腕部の筋肉にカルシウム沈着があり、そこから神経を圧迫していた。それに加え、筋肉にある血管が硬化し老廃物の排出が悪くなっていた。頚椎3〜7番まで異常反応がある。施術後は、指を曲げた時の前腕への圧迫感が減少した。それに伴い、指の感覚が回復しているのを実感した。

(2〜5回目)
前回に引き続き、前腕部のカルシウム沈着の除去を行う。筋肉内の血管の修復も同時進行で行い、カルシウムの排出を促す。仕事で細かい作業と振動する器具を使う為、細かい血管に負担が現れる。施術後は、指の曲げ伸ばしが楽になる。指の不安感もかなり少なくなったのを実感する。
(6回目)
しびれ感は少なくなっているが、日によって強く現れる時がある。この原因を調べると、頚椎に異常反応があった。初診で3〜7番の異常反応があったが、7番以外は正常反応になっていた。さらに詳しく調べると、頚椎7番の脊髄に細菌感染があることが分かった。

(9回目)
8回目の治療で、脊髄の細菌感染が除去され経過を見ると、しびれが強く出ることが無くなり、しびれもほぼ消失していた。前腕のカルシウム沈着も無くなり正常に老廃物の排出も行われている。