症例の紹介

頭痛が治らない原因が、昔ケガをした古傷だった。 35歳 女性 介護士

【頭痛が現れた経緯】

半年前から、肩こりと頭痛に悩まされていまて、肩こりは体操をすると少しは改善するが、持続はしなかった。
頭痛は、痛くて何もできないほどでは無いが、いつも夕方になると、右こめかみに痛みを感じ、お風呂に入ると頭痛は治るが、1週間に3日は頭痛が現れるようになる。

病院では偏頭痛と診断され、痛み止めを処方されたが、胃が痛くなり頻繁に服用することができなくなってしまった。また、毎日のように薬を飲むのも抵抗を感じ始め来院した。

【施術開始】

普段から、前かがみの姿勢が多いため背中の筋肉が硬くなっていて、意識をしないと姿勢がまっすぐにならない。筋力テストでも、背筋に力が入らなくなっていた。

イネイト検査を行う。
・右足関節の異常反応
・右股関節に微細な傷
・膀胱の位置異常

主な原因が3カ所あったが、その中でも右足首の問題が、頭痛や肩こりの原因になっていた。一度、治療を行う。

膀胱の位置異常が正常になり、股関節の傷も80%回復する。

さらに検査を行い足首の原因を探る。
・後頭骨の異常反応

【治療後】

足首は20年ほど前に、交通事故にあい右足を痛め頭も強く打ち付けた経験があるとの事だった。

治療後は、頭の重い感じがなくなり、全身がすっきりしたのを実感する。

【2回目施術開始】

今日は1日中、肩こりも頭痛も現れなかった。前回の治療から、すっきりした感覚は継続している。

検査では、後頭骨の異常は90%まで回復し、股関節の傷は完全に消失している。
治療後、後頭骨の異常反応が消失し、右足首の異常反応が正常に治る。

再度、イネイト検査を行う。
・胃の血液循環障害

【2回目治療後】

頭痛の主な原因は、すべて除去される。胃の血液の循環が減少していたのが、薬を飲んだ時に、胃が痛くなった原因だった。

お腹周りが軽くなり、頭にも血液が巡っている感覚があるのを実感する。

【治療後考察】

今回の頭痛は、20年前の交通事故の古傷が、今まで治っておらず、その代わりに股関節に傷がついたり、内臓の位置異常が出たりと他の部位で、体をかばっていたと考えられる。結果的には、脳内の血液循環に支障が現れ、頭痛の元になっていた。

ただ、頭の血流を改善しても、足首が完治しなければ、いつまでも脳の血流が悪くなってしまうので、一時的に、治しても再発するのはそのせいであったのが分かった。

現在は、頭痛は完全になくなっている。