症例の紹介

寝起きでひどく痛む肩こり 女性 53歳 パート従業

(来院時症状)
最近になって、寝起きから肩こりをひどく感じるようになり、朝から体がだる重く憂鬱になってしまう。様々な治療を受けたが、その時だけ多少楽になったぐらいで改善は見られなかった。また、寝付きも悪い。

(治療開始)
初診の検査では、肋骨と肩甲骨に異常反応が見られた。この時点て、呼吸が正常にできない可能性がある。それも踏まえ施術を行った。
施術後は、肋骨が正常位置に戻ったことにより、呼吸が楽になり血流が活性化した。体感的には、立位で体が軽くなり、息が吸いやすくなった。

(2回目)
施術を受けて2日間は調子は良かった。徐々に、症状が現れたので検査を行う。
肋骨は正常だったが、肩甲骨と頚椎に異常反応が出た。
患者に寝ている姿勢を聞いてみると、横向きでいつも同じ側を向いている。あまり寝返りをして無いと感じる。それを踏まえ、「なぜ横向きで寝るのか」の原因も検査に入れて施術を行った。施術後すぐに肩こりの症状が消失。姿勢も伸びている事を実感する。

(3回目)
前回の施術後の状況を聞くと、寝起きの肩こり感はほぼ無くなり、ぐっすり眠れるようになっていた。施術を受けると、呼吸がとにかく楽になり調子がいいと言っていた。この患者の場合、肩こりを起こす行動として「寝る方向」も関係しているパターンでもある。この部分の改善も測らないと、また再発する可能性が高い。
今後は、この寝方になる原因を調べると、呼吸と内臓の位置異常と反応があり、それに、負担がかからないようにと同じ方向で寝ているのが分かった。
施術後は、腸の動くのを実感。今後の経過を見る。

(4回目)
肩こりの症状は改善した状態を保っている。最近は、寝返りをするようになり、
以前は、上向きで眠るのが厳しかったが現在は自然と上向きで寝ている。
今後は、内臓の位置を常に正常にし、呼吸が正しく出来るように施術を定期的に行う。