症例の紹介

腰椎すべり症と脊柱管狭窄症を合併した腰痛   61歳  男性  介助系職

(来院時症状)
10年前に、腰椎すべり症と診断される。当時は腰痛だけだったが、2年前に歩行していると足に痛みと痺れを感じ、腰を曲げないと歩けなくなる。脊柱管狭窄症と言われ牽引治療が始まるが、その後ギックリ腰になり症状が悪化し、10分歩くと立ち止まって腰を曲げ伸ばしをしないと歩けなくなり来院した。

(治療開始)
検査で出た結果は、歩いていると痛くなる原因が骨盤にある神経圧迫と梨状筋の異常反応が現れた。さらに検査をすると、腰髄の石灰化と腰椎全体の微細なキズがあった。かなりの重症な状態である。それに加え、痛み止め薬を常時飲んでいるので、無理して体を動かしているので、腰への負担は大きかった。
まずは、「歩けるようにしたい」と言うことで、歩くときに神経を圧迫にないようにした。それに加え、梨状筋を正常にすることで、坐骨神経の負担が減る。これが歩きやすくするポイントになった。施術後は、足が来た時以上に上がり、足が軽いと実感した。

(2〜5回目)
今まで、10分歩くと休憩が必要だったが20分は歩けるようになった。
5回目の来院、前日に腰を急に痛めてしまう。本人は、前日に無理して動き過ぎたと言っていた。触診をすると腰の骨がズレていたが、検査をすると原因は、肩甲骨と膀胱が現れ、施術を行い回復させる。治療後は、腰の骨のズレが整い腰の痛みは改善した。この骨が安定するまで少し時間が必要なので、安静に過ごしてもらった。

(8回目)
歩きやすくはなったが、歩きすぎるとだる重さの後にしびれが襲ってくると言われ、そこの原因を検査した。腰髄の石灰化が関係しているのだが、他にも足全体の血液循環の悪さが関係していたので、施術を行う。治療後は、足の軽さを実感する。

(10回目)
前々回からの足の重だるさとしびれが、前回の治療後から無くなった。歩くときも30分は休憩なしでも大丈夫になった。今後は、すべり症で腰に力が入りにくい体になっているのを回復させ、狭窄状態をより改善させていく。

 

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